オランダ国民が見守る中、戦没者に“1分半”の黙とう 

戦後(1971年)、昭和天皇がオランダを訪問した際には、激しい抗議活動、強い反日感情が渦巻いていました。

当時の記者
「(昭和天皇の)車にビンが投げつけられ、フロントガラスにひびが入るという事態が生じました」

平成の時代に入っても…

群衆
「GO HOME!GO HOME!」

今の上皇ご夫妻が2000年に訪問された際も、激しいデモは避けられませんでした。

そんな中、上皇ご夫妻は約1分間の長い黙とう。身じろぎ一つされず、頭を下げ続けられました。

両国の皇室と王室は互いに訪問を重ね、少しずつ良好な関係を築いていったのです。

そして、日本時間の6月17日午後6時半ごろ、両陛下は戦没者記念碑が建つ広場へと足を運ばれました。2000年に今の上皇ご夫妻が黙とうを捧げられた場所です。

即位後初めて碑の前に立たれた両陛下。花を手向けた後、黙とう。多くのオランダ国民が見守る中、1分30秒を超えて頭を下げられました。

式典を見に来たオランダ国民
「両国はすでに素晴らしい友好関係があると思うが、それがさらに強くなることを願っている」

母が収容所に オランダ国民
「陛下の行動に勇気を感じるが、私たちに何かお言葉が欲しい。そうすれば母に伝えることができる」