障害者の居場所として広がる選択肢、広がる挑戦
店の奥には広い作業スペースがあり、取材した日は利用者の佐藤さんと横山さんが、練習で作ったブーケを写真に撮っていて、聞くと「インスタグラムに載せるんです」ということでした。
バラの花が好きだという佐藤さんは「お花屋さんを開きたいという夢があったんです。そうしたら、相談員さんがここはどうだろうと紹介してくださったんです」と話します。
ラナンキュラスが好きだという横山さんは「きれいだし、楽しそうだなって思って入ったら、ブーケ作ったり、アレンジメント作るのが楽しくて、なんかはまっちゃいました」ということです。何か思い出に残ることはありましたか、と聞くと「ワンちゃんの命日に送るアレンジメントを注文されて、いろんなカラフルな色を入れたんです。それがかわいいって言ってもらえて、やっててよかったなって思いました」と話していました。
また、宣伝のチラシ作りも担当することがあり、「もう少しクオリティが高いものを作りたいので、知識を入れているところです」ということでした。
佐藤さんは、しめ縄にドライフラワーをつけるお正月の飾りを作るのが、どんどん予約が入って楽しかったそうですし、時に花の仕入れで市場に行かせてもらうと、「いろんな花があって、勉強になります」と話していました。
「花ててたりと」では、今年初めて5月の「母の日」に、近くにある、埼玉高速鉄道の川口元郷駅と鳩ケ谷駅に臨時出店してカーネーションを販売、好評だったそうです。話を聞いた二人以外の利用者にとっても、それぞれに意味がある場所になるよう、日々運営にあたっています。

「本屋さん ててたりと」も「花ててたりと」も障害がある人が社会参加できる場の選択肢を増やすという、注目される試みです。
(TBSラジオ「人権TODAY」担当 : 崎山敏也)














