ALTと話せる「英語クラブ」想定以上の応募

一方、中津市教委も今年度、小学校高学年と中学生を対象に英語クラブを開講しました。月に1回程度、ALT=外国語指導助手4~5人を招き、継続的に英語に親しむ機会を提供します。40人の募集に対し100人以上の応募があり、抽選で参加者を決定しました。

学校教育課 田代和馬さん:
「30人学級の場合、ALTの先生と話す時間が少なくなってしまいます。学校とは別に、たくさん話す機会をつくることで、『自分で勉強したことを実際に使えた』という経験を得られ、学習意欲の向上につながっていくと思っています」

各自治体が英語教育に力を入れる背景には、学力格差という問題もあります。特に小学校での英語の教科化により、格差が広がる傾向が懸念されていると専門家は指摘します。

大分大学教育学部英語教育講座 麻生雄治教授:
「昔は中学1年で『よーいドン』で英語の勉強が始まりましたが、今は小学校で始まり、中学校に入るため、その段階でちょっと差がついています。例えば小さいころから塾に通っているなど、できる人とできない人が分かれやすくなっていると考えられます」

県立高校の入試結果を見ても、国・数・理・社の得点分布は、きれいな三角形となっているのに対し、英語は低学力層と高学力層に分かれる傾向が見られます。

大分大学教育学部英語教育講座 麻生雄治教授:
「英語が好きな人の方が成績が高くて、嫌いな人は成績が下位という調査もあります。『英語好き』を増やすということも課題だと思います」

各地で開講が進む公営の英語講座。教育環境や学力の格差を減らし、やる気を引き出す効果が期待されます。