「早起きは三文の徳」を体現するイネへ
この研究によって、わずか1塩基の変化がイネの早朝開花性をもたらすことが明らかになったことで、精度の高いDNAマーカーの開発が可能となり、国内外での早朝開花イネの品種育成が迅速に進むと期待されます。
交配育種においてDNAマーカーを活用すれば、幼苗の段階で葉のDNAを分析するだけでEMF3遺伝子の変異の有無を確認でき、従来の育成法と比べて品種開発の期間を大幅に短縮することが可能です。
この研究成果については、「開花時刻が調節された植物、及びその製造方法」として特許出願(公開番号:WO/2026/058885)も行われています。
(石丸上級研究員)
「『早起きは三文の徳』という諺がありますが、進行著しい温暖化の中で早朝開花イネはまさに、その諺を体現したイネだと私はうれしく思います」
EMF3遺伝子という小さな発見が、地球規模の食料安全保障という大きな課題に応える一手となる日は、そう遠くないかもしれません。














