日本のイネから世界へ――多様なイネに対する効果を確認
EMF3遺伝子の変異がもたらす早朝開花性は、日本の品種にとどまらず、世界の様々なイネにも有効であることが示されました。
東南アジア(ラオス)で栽培されている「TDK1」、南アジアの「Pusa Basmati」、西アフリカの「Sahel329」という3品種に対し、早朝開花イネ1で見られた61番目のアミノ酸変化を持つEMF3遺伝子をDNAマーカーを用いた交配により導入したところ、すべての品種で元の品種よりも開花時刻が早まることが確認されました。フィリピンの国際稲研究所(IRRI)での実験結果であり、EMF3遺伝子の変異は世界の多様なイネにおいても開花時刻を早めることが確認されました。
世界のイネ品種の遺伝子情報データベース「TASUKE+」で検索する限り、早朝開花をもたらすEMF3遺伝子の変異は、現在の世界のどのイネ品種からも確認されていません。早朝開花イネが持つEMF3遺伝子の変異は、非常にユニークな存在であるといえます。














