ハンセン病を背負って生きる

現在は、ハンセン病療養所・菊池恵楓園の自治会長を務め、啓発活動などにも積極的に関わっている。

佐賀県唐津市の中学生への講話では「人権」とは何かを伝えた。

太田明さん
「私はハンセン病を発症したから、私は人生の大きなさまざまな転機に遭遇せざるを得なかったんです。それでも、国の予算ではありますけれども、(運動で)学校や公会堂や資料館も作りました。学校で学ぶということは、生きる力を磨くことでもあります。皆さんは地域の宝です。みんなが君たちを守っています。『人権とは何か?』と問われた時、それは一人ひとりの命の大切さを考えるということです」

今年は「らい予防法」が廃止されて30年、国の隔離政策は憲法違反であるとしたハンセン病国賠訴訟の判決が出されて25年、そして入所者の自治会が結成されて100年の節目となる。太田さんは今年、写真集の編纂を進め、ハンセン病との闘いの記録、国との交渉の経緯、そして現在の療養所の姿を後世に伝えることにしている。

(NBCラジオ佐賀)