専門家「財産を持つこと自体が家庭の不幸を生むと思い込まされていく」

母親はなぜ短期間にこれほど高額な献金をしたのか。背景には旧統一教会の教義があるといいます。

(紀藤正樹弁護士)「財産を持っていることが罪と教えられるわけですので。だんだん自分が財産を持っていること自体が家庭の不幸を生んでいるんじゃないかと思い込まされていく

紀藤弁護士によると、旧統一教会は1980年代から「不幸を解消するためには献金が必要」などと不安をあおり、高額な壺や多宝塔を売ったり献金を促したりする「霊感商法」を、全国的に広げていたということです。

経済的に破綻する信者も多くいて社会問題化していきました。

信仰にのめり込んでいく、母親。当時、母親と同じ部屋で寝ていた山上被告の妹は法廷で母親の異変についてこう証言しています。

(妹)「母は教祖の写真を飾り、壺や多宝塔を置きだしました。統一教会と長男のことで頭がいっぱいで私には無関心でした。私が40度の熱を出したときも統一教会の活動に行っていました

「家族のために」と献金を続ける母親。しかし、皮肉な事にその献金によって家族は崩壊していきます。