11日朝、立山を望む穴水湾では日の出とともに海面には真っ白な気嵐が立ち込めました。「気嵐」は冬の晴れた日に冷たい空気が温かい海面に流れ込むと、海からの水蒸気が冷やされて起きる現象です。11日は、放射冷却の影響で冷え込みが厳しく、最低気温白山河内では-2.9度、志賀で-0.9度、輪島で0.1度と3つの地点でこの冬最も低くなったほか、9つの地点で0度を下回りました。

金沢市の兼六園では寒そうに厚手の上着を着込んで園内を散策する人の姿が見られました。訪れた人は、「冷えてますねすごく。気温上がるみたい、段々暖かくなってるし」、「ダウンで来ちゃた。服の調整が難しい」と話していました。

兼六園


朝方厳しい冷え込みから一転。日中の最高気温は10度を超えたところもあり、3月上旬から中旬並みとなりました。兼六園の梅林では早咲きの八重寒紅(やえかんこう)が数輪、顔を出していました。去年より1週間遅く今月4日に開花したということです。