石川県の将来像は?

一方で、石川県の将来像については地域ならではの魅力を高めることが、人口減少を食い止めるきっかけになりうるといいます。

石川県副知事 西垣淳子さん
「これだけ素晴らしいポテンシャルがある所で、特に能登の方で人口減少で苦しんでらっしゃる。人口減少ゆえに行政サービスも低下せざるを得ないというお話を聞くと、県内の人にとって暮らしやすい場所は、県の外の人にとっても働きやすい、住みやすいという方向につながると思うので、関係人口を増やしていけるような石川県の魅力を高めていけたらいいなと」

西垣さんは3人の子の母でも

そんな西垣さん、ひとたび家庭に戻れば、大学生2人と高校生1人の母親でもあります。これまで仕事と育児を両立させながら、霞が関のキャリア官僚として第一線で働き続けてきました。その秘訣として、職場の理解を得るだけではなく、上司や部下との間で情報やスケジュールの共有を徹底したといいます。

育児と仕事の両立に、職場内で仕事やスケジュールを徹底的に共有

石川県副知事 西垣淳子さん
「職場に復帰した時は、ものすごく焦りもあったんですね。1年出遅れているって。これをどう取り返すんだろうという思いと、一方で子どもとともに、ちゃんと夜は過ごしたい。これを両立させるには、まず自分の働き方を変えるしかなかったので、自分の働き方を変えるために、自分の上司や自分の部下の働き方も変えるためにすごい頑張った。私の今やっていること、私の考えていることは何なのかという意思疎通をすごいしっかりするとか、タイムマネジメントとそういうサブ=中身のマネジメント、こういうものを周りの人と共有していくというスタイルに変える。これを本当にやった」