■木材パーツ3000以上!巨大なプラモデル…
実はこちらの船、もともとはイギリスの会社が販売する造船キット。木材パーツだけで3000以上あり、それを20枚ある設計図通りに1つ1つ組み合わせていきます。いわば巨大な船のプラモデルです。
ケビンさん:
「もともとものづくりが好きで、良い機会だと思ったんだ」
ケビンさんが作業を始めたのはおととし7月。元々はシドニーで舞台照明のディレクターをしていましたが日本人の奥さん、恵さんのお母さんの介護のため、仕事をやめ、富山に移り住み船造りを始めました。

ケビンさん:
「日本に来てインターネットで何かできることがないか探していたんだ。そんなときにこの船のキットを見つけて、自分にもできるんじゃないかと思ってはじめたんだ」
こうしてスタートを切った船造り。今では富山県セーリング連盟がケビンさんの夢をバックアップ。使われていなかった富山高専の船置き場を借りて作業を続けています。造り始めて1年半。完成まで、ちょうど折り返し地点でこの日は待望のエンジンが届きました。