
榛葉賴子助教:「遺族は、『なんでこの子だけが』という思いがあって、やっぱりそれはもちろん悲しい。余計悲しませてしまったなと思うところはあるんですけれど、ただ一方で『きょうだいに遺伝することはないって聞いて最後は安心しました』と言ってもらえました」
「未来」に貢献する法医学の役割

2023年に成立した「ゲノム医療法」に基づき、国は不当な差別防止と併せて、専門的な「遺伝カウンセリング」体制の整備を進めています。
長崎大学法医学教室の試みは、事件の捜査にとどまらず、今を生きる人々の安心や未来に貢献するという役割も果たしています。
「防げる死をなくしたい」という強い意思に基づく挑戦は、悲劇をただの悲劇で終わらせないための確かな希望となっています。
一度消えた命の灯を、決して無駄にはしない──
榛葉助教は、法医学教室が果たすべき役割をこう見据えています。














