遺体の検査や解剖を行い、死に至った原因を特定する学問である法医学。長崎県内では犯罪や事故、自殺などの可能性を含む年間1,700件あまりの遺体が法医学によって、死因が特定されています。その解剖のほとんどを担っているのが長崎大学法医学教室です。

長崎大学は、全国でも他に例を見ない《警察との強固な連携》により、長崎県の司法解剖率は10.0%と、九州のほかの県のおよそ2倍となっています。
※司法解剖率は死因が特定できない遺体に対して司法解剖を行った割合

しかし、高い解剖率を維持する教室の人々が掲げる目標は、死因の特定だけではありません。「防げる死をなくしたい」という強い思いでした。

全国の最前線を歩む法医学教室の取り組みを取材しました。その後編です。
(前編「長崎の司法解剖率はなぜ高いのか」を読む)