研究はうまくいかないのが当たり前

ドイツ製の製図ペン「ロットリング」

――――研究時代の思い出の品を持ちいただいたと...

これは製図ペンでドイツ製の「ロットリング」といいます。当時の人はみんな使っていて、四六時中机に座ってこのペンで図をかいていました。無心でしたね。自分が出した結果を図にするというのは、自分の子どもみたいなものじゃないですけど、これが自分のやった結果なんだと。それが論文になって国際ジャーナルに載るわけですから。

――――研究を振り返るといかがですか?スムーズにいくものですか?

ほとんどが失敗ですね。うまくいかないのが当たり前で、99%ぐらいはうまくいかない。その中でうまくいくのが本当にわずかということですよね。だから地道な失敗や作業を積み重ねながら、いくつかでも成果が出たら、その時はやはり嬉しいですね。