プロバスケットボールBリーグの『新潟アルビレックスBB』は、7日の信州ブレイブウォリアーズとのアウェーゲームで勝利し、ようやく勝利の女神が微笑みました。ここまで8連敗中だったチームは、この“勝利の感覚”を取り戻さなければいけません。
現在、B1で“最下位”に沈んでいるアルビBBですが、今季は“自動降格”があるだけに、今後の試合で『勝ち続けること』が重要なのです。
■主力は20代 若手の力で戦う22-23シーズン
長岡市を拠点に活動するバスケB1の新潟アルビレックスBB。

今季は最年長の池田雄一選手(39歳)や綿貫瞬選手(35歳)のベテラン選手に加え、20代前半の若手中心のチーム編成です。


中でも、新潟出身で在籍2年目のシューティングガード(SG)、遠藤善選手(24歳)は静かに闘志を燃やしています。

【SG 遠藤善選手】
「去年の悔しさを本当に意識して毎日やっているって感じですかね」

チームは昨シーズン、屈辱を味わいました。
全52試合中、勝った試合はわずか「7」。さらに、B1ワースト記録の26連敗を喫するなど勝利が遠かったシーズンでした。(昨季:7勝45敗)

苦しい時間を経験した遠藤選手ですが、今季も地元・新潟でプレーすることを決めました。
【SG 遠藤善選手】
「今年は去年以上の結果をブースターに届けたいと思っているので、今色んな課題があるけれど、一生懸命やっているので、これからどんどん成長していく姿をみせられたらと」

一方、チームに新風を吹かせようと、今季加入したのが遠藤選手と同じ24歳、ポイントカード(PG)の澁田怜音選手です。

【PG 澁田怜音選手】
「性格は…なんか明るくて元気みたいな感じってよくいわれるんですけど全然そんなことなくて、根暗とまではいかないけど、陽気な明るい感じではないです」

自分の性格を控え目に答える澁田選手ですが、なんと新加入ながら今季のチームを引っ張るキャプテンに抜擢されました。

【PG 澁田怜音選手】
「自分は背が低いし(バスケ選手としては小柄な175センチ)、フィジカルもそこまであるわけではないので、平面の部分でスピードだったりとかっていう部分で試合をかき混ぜるというか、乱せればいいかなと」

若い戦力が盛り上げるアルビBBですが、今シーズンは“負けられない戦い”が続いています。その理由がB2リーグへの「自動降格」です。