■第101回全国高校サッカー選手権決勝 東山(京都)1ー3岡山学芸館(岡山)(9日 国立競技場)
全国3883校の頂点を決める全国高校サッカー選手権決勝、東山(京都)と岡山学芸館(岡山)は共に準決勝をPK戦の末、勝ち上がってきた。前半は東山が中盤でボールをキープしたが岡山学芸館がプレスをかけてボールを奪うとカウンターで攻撃を仕掛ける攻防。
前半25分、岡山学芸館は積極的なディフェンスでボールを奪うと、今大会3得点と得点ランクトップの今井拓人(3年)にボールが渡った。今井が左サイドから切り込みクロスボールをあげるとこれが東山ディフェンスの足に当たりゴールへ。岡山県勢の初優勝がかかった岡山学芸館が先制点を奪った。
追う東山は前半44分、左サイドから北村圭司朗(3年)が切り込むと中央の真田蓮司(3年)へ。真田がダイレクトでゴール左上に確実に決めた。東山は鮮やかな崩しで1対1の同点、真田も今大会3ゴール目で得点ランクトップに並んだ。
1対1の同点で折り返した後半、先に流れをつかんだのが岡山学芸館、7分、田口裕真(2年)が左サイドからセンタリングをあげるとフリーになった木村匡吾(3年)がヘディングシュート。岡山学芸館が2対1とリードを奪った。
後半29分、東山は真田蓮司(3年)が左サイドからセンタリングをあげると中央の阪田澪哉(3年)がヘディングシュートを放つが惜しくもクロスバーを直撃。セレッソ大阪への入団が内定しているエースが岡山学芸館ゴールへ襲い掛かった。
後半40分、岡山学芸館は右サイドのロングスローイングも中央の木村匡吾がボレー。この試合2得点目と東山を突き放した。
90分間、攻め続けた岡山学芸館が3対1で高校サッカー選手権初制覇。101回大会目で岡山県勢初の優勝となった。
【得点ランキング】
1位 3得点 今井拓斗(岡山学芸館)
真田蓮司(東山)
福田師王(神村学園)
山本颯太(前橋育英)
森重陽介(日大藤沢)