「中国は武器売却を望んでいない」トランプ大統領 台湾問題で中国に譲歩?

小説家 真山仁さん:
トランプ大統領は今、イラン情勢で手いっぱいで(米中首脳会談で)中国と踏み込んだ話をする余裕はないのではないでしょうか。

小川彩佳キャスター:
そうした中、トランプ氏は、アメリカから台湾への武器の売却について、「中国の習主席が売却を望んでいないので、首脳会談で話す」としていて、中国側に譲歩の姿勢を見せているともとれる発言ですが、どう見ていますか。

小説家 真山仁さん:
中国からすればアメリカ側が(台湾に武器を)売ろうとしていることは、「勝手にやればいい」ということなのかもしれないし、逆にトランプ氏は「中国から頼まれたから」「中国のためにやめる」と、中国に貸しを作ろうとしたのかもしれません。

しかし、交渉上手な中国からすると、非常に幼稚だと見られている可能性もあります。

意外と(武器輸出について)質問されなかった、台湾の話をしなかった可能性が高いのかもしれません。

(相手国から)質問されないと答えられないということを、堂々と言ってしまっている。自ら能動的に話をしてないということではないでしょうか。最近、トランプ氏はこういうことが多い印象です。「イランがこういうだろうからこういう」みたいな、もう途方にくれているとしか思えません。

小川キャスター:
そうした中で日本としても、頭越しに米中で日本の国益に大きく関わることが進んでしまうのではという懸念もあります。

小説家 真山仁さん:
アメリカも中国も台湾も、高市総理の発言に対して許してあげるというスタンスにはなっていません。ベッセント財務長官の発言は、「日本の出る幕はない」と突き離されたように感じます。

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<プロフィール>

真山仁さん
小説家
防衛費倍増で揺れる政権を描いた「アラート」
最新作は「ウイルス」