金沢市の近江町市場では7日、地元でとれたセリなどを使った熱々の七草がゆが振る舞われました。
七草がゆは、セリやナズナ、ハコベラなど「春の七草」を入れたかゆで、1年の無病息災を願い、毎年1月7日に食べるのが習わしです。
金沢市の近江町市場商店街振興組合では、2005年から買い物客に七草がゆを無料で配っていましたが、去年とおととしは新型コロナの影響で中止し、3年ぶりの復活となりました。

開始の午前11時半になると、市場の前には買い物客ら200人ほどが列を作り、大鍋で作られた熱々の七草がゆで冷えた身体を温めていました。
娘と共に訪れた母親は「久しぶりにここで七草がゆが食べられるということで、子どもも大きくなったので一緒に楽しみたいと思って来た。大きい鍋で作ってあるので甘くておいしい」と話していました。

振興組合によりますと、用意された300食は1時間足らずで無くなったということです。