“時”を待ち続けるも…改憲を断念した歴代政権
そうした中、改憲の時を待ち続けた政治家がいます。自ら「憲法改正の歌」を作詞した中曽根康弘氏。

憲法改正の歌
「この憲法のある限り 無条件権降伏続くなり マック(マッカーサー)憲法守れとは マ元帥の下僕なり」
とりわけ「9条改正」に意欲を示し、「自衛軍の保持」などを訴えます。
総理就任直前には…

中曽根康弘 自民党総裁(1982年当時)
「憲法を見直して、さらにより良き憲法に努力していくことは正しい態度である」
しかし、就任直後「国民的合意を考えなければ、できない」として、改憲を事実上、封印します。背景にあったのが当時の政治状況。

社会党 土井たか子委員長(1987年当時)
「人間として生きていく権利を保障している憲法を、歓迎しない時の政府があるということは誠に不幸」
与野党の議席数が伯仲する中、野党の反対で実現に至りません。
その後、政権を失った自民党は、再び権力を取り戻すため「護憲派」の社会党を取り込んだ村山内閣を誕生させたことで、「改憲」は表舞台から遠ざかります。
再び改憲が注目されたのは、2005年、自民党結党50年の節目。
当時の小泉内閣は、9条に「自衛軍の保持」などを明記した自民党「新憲法草案」をまとめます。しかし…

小泉純一郎総理大臣(2001年当時)
「私の内閣の方針に反対する勢力、これはすべて抵抗勢力だ」
郵政民営化を巡って党内に亀裂が入る中、憲法改正は後回しに。














