対応別れる…NPT「内外」で核開発進める2国の差

複雑なのが中東です。NPTの「枠外」で核開発を進めたイスラエルは、査察も受けず国際社会からの制裁も課されないまま、核弾頭90発を保有しているとされます。

一方、今そのイスラエルとアメリカから攻撃されているイランは、NPTの加盟国で、条約の柱の1つである核の「平和利用」の権利を持ち、査察も受け入れてきました。

ここで問題とされているのは、ウランの濃縮です。

イランは、あくまで原発や医療に使う「平和利用」だとして、ウランの濃縮を進めてきましたが、実際の使い道には不透明な部分があり、過去にIAEA(国際原子力機関)の査察で起爆装置の開発が指摘されたこともあり、イスラエルに対抗して「核兵器を持とうとしているのではないか」と疑われているのです。

「平和利用」の柱も一筋縄ではいかない状況。