NPT=核不拡散条約の再検討会議は、条約の締約国が「核軍縮」を進めているか、「核の不拡散」を遵守しているかを確認するため、5年に1度開催されているもの。
各国による非難の応酬となるなか、参加国の全会一致が必要な「最終合意文書」を取りまとめることはできるのでしょうか。今回の会議の見通し、そしてNPTが持つ役割とは。
NPT=核不拡散条約の3つの柱 きっかけは「キューバ危機」

NPT=核不拡散条約ができるきっかけとなったのは、ソ連がキューバに核ミサイルを配備しようとした1962年の「キューバ危機」です。
米ソの核戦争が現実味を帯び、「核兵器の脅威がこれ以上広がるのを止めなければ、人類が滅亡する」という危機感のもと「3つの柱」を持つNPTの枠組みが作られたのです。

その柱とは、
▼核兵器を持つ国を増やさない、
▼今持っている国は核兵器を減らす、
▼原発などの「平和利用」は認める、というもの。
平和利用をする国は、兵器の開発につながらないよう「査察を受ける義務」があります。
まず1つ目の柱、「核不拡散」について、現状はどうなっているのでしょうか。














