厳戒下のホルムズ海峡 「出光丸」が“通航料なし”で通過

船舶情報サイトを見ると、ホルムズ海峡からアラビア海に向かう赤い点がありました。出光興産の原油タンカー「出光丸」の位置を表すものです。

この船は、ペルシャ湾内に足止めされた日本関連の42隻のうちの1隻とみられていて、目的地は「名古屋」と示されています。

イラン国営メディア(28日)
「出光丸は200万バレルの原油を積んでいて、海峡通過はイランの許可を得たもの」

関係者によりますと、日本から乗船していた3人の乗組員の健康状態は問題がないということです。

アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃開始から2か月。日本向けタンカーがホルムズ海峡を通過したのは初めてとみられます。

高市総理もSNSに「日本関係船舶1隻がペルシャ湾外へ退避した」としたうえで、「あらゆる機会を捉えてイランに対して働きかけを行ってきています」と投稿。

日本向けタンカーの通過の裏で、外交努力があったことをアピールしました。

政府関係者によりますと、「日本政府はイラン側に通航料は支払っていない」ということです。