■こども議員からの指摘 改善策は?

山形キャスター:
このこども議員の意見を踏まえて、12月22日、実際にオープンしました。構想から考えると約1年ということです。キッチンプランナーが体験できる新しいパビリオンがオープンしました。こども議員から指摘があった説明が長いという点は、説明中に「料理でまずすることは?」などこどもへの質問を増やして、会話・コミュニケーションを増やしたということです。

それからキッチン素材に触れる時間も増やしたということなのです。

三木さんは「こども議員の指摘を改善し、連日たくさんのこどもたちにご利用いただいています!」と話しています。

結構、高学年の方が多いのかなと三木さんは予想していたそうですが、低学年の方もすごく楽しんでいるということです。

井上キャスター:
でも企業のあり方として一番シビアであろう消費者に意見を求めるのは、何か同じ企業側として背筋が伸びるというか。

萩谷麻衣子弁護士:
こどもが楽しむテーマパークで、こどもが職業でこれになりたいと思わせるような内容でないといけないのでこどもの意見を聞くのは論理的ではありますよね。

ホランキャスター:
大人に聞いても、これを言うとどう見られるかなというのを気にしてしまって、本音のところを話せなかったりするじゃないですか。でもそういうの関係なく素直にフィードバックをもらえると、そりゃいいよなという、ヒヤヒヤはしますけどね。

井上キャスター:
遠慮とか忖度という言葉はないですもんね。

山形キャスター:
そんなこどもたちの意見に答えたいというのが三木さんたちなのですが、これまでで一番苦い思い出が「パスタシェフ」体験をオープンするときでした。こども議員から「パスタが冷たい!」「美味しくない・・・」という意見がありまして、オープンまでに4回にわたるきつい指摘があって、改善してやっとオープンしたということでした。

井上キャスター:
普通その意見を社長が言いそうですけどね。こども議員が言ってくれて。これだけやってくれると親御さんとしてもキッザニアにこどもを連れて行きたいと思うかもしれませんね。