百貨店の高層階といえば何を思い浮かべますか?
レストランや洋服売り場という人も多いでしょう…。
そんな百貨店に、今、変化が起きています。
長野市のながの東急百貨店に、診療施設などが入った「クリニックエリア」が6日、オープンします。

(レポート)「こちらは長野駅前の百貨店に新しくオープンするクリニックエリアで買い物や通勤のついでに気軽に利用することができます」

クリニックエリアがオープンするのは、長野市のながの東急百貨店の6階です。

2024年までの改装計画の第一弾として、6階の一部を改装。
眼科や処方せん薬局など4つの施設が入ります。
婦人科のびわレディースクリニックは、待ち時間を気にせず来院できるように完全予約制で、土日・祝日のほか、オンライン診療にも対応します。

(びわレディースクリニック・井吹ゆき院長)
「結果を聞くだけに病院に行く時間にないとか、いつもの薬の処方だけに病院に行かずに薬ほしいとかそういうニーズもあった、それを理由に脱落してしまう人が出ないようにと考えてまずは利便性重視で」
クリニックエリアは、生活スタイルの変化に対応し、百貨店の利便性を高めようと新設されたもので、ながの東急では通勤・通学や買い物のついでに気軽に利用してほしいとしています。
一方で、周辺にマンションが増える中、地域住民からの要望も多かったと話します。

(ながの東急百貨店・伊藤裕一さん)
「駅前に病院が足りない、病院が欲しいという要望が非常に多かった、社会・地域に貢献したいという気持ちもあって」
クリニックエリアは今後も段階的に拡張していく予定で、眼鏡店やジムなど健康づくりのための施設を導入していくということです。