宮城県気仙沼市内に、車で走ると不思議な「音」が聞こえてくるという道路があります。いったいそれは何なのか?そして、どんな意味があるのか?取材しました。

■不思議な道路?に行ってみた

気仙沼市中心部から車で20分ほどのところにある新月地区。ここに不思議な「音」が聞こえてくるという道路があるというので、車でやってきました。


増子華子キャスター:
「たぶんこの先なんですが橋が見えてきました。橋を越えてもうひとつ橋があります・・・・・。わかりましたか?」

流れてきたのは、「♪もしもしかめよ、かめさんよ」の歌、童謡「うさぎとかめ」のワンフレーズでした。※実際の「音」は動画でお聞きください


気仙沼市を走る国道284号線の猿岩橋から八瀬トンネルまでの116メートルの区間を走行すると、音楽が流れるのです。


気仙沼市民:
「音が鳴るやつですよね。分かります」
「もうちょっと長いといいのにね。スピード弱めて、一瞬だものね、通り過ぎて終わっちゃう。でもいいと思いますよ」


これは「音響道路」または「メロディーライン」と呼ばれるもので、車がある一定の速度で走行することで音楽が聞こえるように特別な舗装をした道路なんです。