「検察による検察のための法律にしか見えない」稲田氏が指摘する問題点

弁護士でもある稲田朋美元政調会長は、政府案の問題点をこう指摘した。

自民党 稲田朋美 元政調会長
「なぜこの(再審制度の)改正をするか」
「えん罪被害者が袴田さんだったら60年、福井事件だったら40年と、もう本当に人生丸ごと毀損されるぐらい長くかけないと、えん罪が晴れないのはやっぱりおかしい」
「機械的ともいうべき検察の再審開始決定に対しての抗告、繰り返される抗告。再審開始は裁判をやり直しますよという宣言ですから、また次の再審公判にいって争えばいいのに、密室のところで何回も争う。
しかもその中で証拠をとことん出さない。私は検察の抗告と証拠の出し方、隠してきたことに問題があるというところから出発しているが、自分たち(検察)は間違えていないのだから、なぜいま持っている抗告権に手をつけなければいけないのだと」

自民党内の議論については。

Q.抗告禁止すべきだという議員が多いということを稲田さんは言っていますが、実態はどうですか?

自民党 稲田朋美 元政調会長
「抗告は絶対認めるべきだとおっしゃる先生はあまりいらっしゃらない。『政府が出してるものにケチつけるのはどうなのかな』みたいなことは言われますが」

Q.政府の言ってることにあまり楯突かない方がいいと?
自民党 稲田朋美 元政調会長
「政府ではなく検察が言っていることですから。検察による検察のための法律にしか見えない。高市政権のためにもいいものにして閣議決定してほしい」

自民党の部会で異論が相次いでいることについて24日、平口法務大臣は。

平口洋 法務大臣
「自民党の党内手続きにおいて修正案を示し、更なる検討を求められている状況」

東京地検特捜部の元検事・髙井康行弁護士は、法制度全体のバランスを考えるべきだと主張する。

髙井康行 弁護士
「えん罪被害だと訴える側の一方に偏した制度をつくることは、片側にいる犯罪被害者側の国民の利益や人権をないがしろにする」