長野市の市場で、新春恒例の「祝セリ(いわいせり)」が行われました。

長野市の地方卸売市場に入る丸水長野県水(まるすいながのけんすい)では、2023年初めてのセリとなる新春恒例の「祝セリ」が行われました。

セリにかけられたのは、愛媛県産のマダイや広島県産のカキなどの詰め合わせで、2万円で競り落とされました。

丸水長野県水によりますと、2022年は円安やロシアによるウクライナ侵攻の影響でエサ代やエネルギー価格が上がり、輸入される魚の価格が2割ほど高くなりました。

(丸水長野県水・岡澤寿営業2課長)
「養殖の魚もエネルギーコスト、特にエサ代が上がっている分、価格の高騰がみられる、生食のサーモン、かなり円安の影響を受けていて海外に買い負けている状況もある、価格の高騰は止まらないという見込み」

長引くウクライナの戦禍と円安による物価高…。水産業界は1日も早い状況の改善に期待を寄せます。

「円安の状況、ロシアのウクライナ侵攻が早く収束してくれれば
魚価も安定してくるのではという見込み」

魚の入荷は6日から本格化します。