注意が必要な「後発地震」とは?今回は震源が浅く津波が起きやすい地震

小川彩佳キャスター:
気象庁は20日午後7時半に「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表しました。

改めて、私たちはどんなことに注意する必要があるのでしょうか。

気象庁担当 本杉美樹記者:
「北海道・三陸沖後発地震注意情報」というのは、北海道の根室沖から東北の三陸沖にかけて今回の地震とは別の新たな巨大地震が起こる可能性が普段よりも高まっていることを示すものです。これは地震予知の情報ではありません。

【「巨大地震の可能性が平時より高まっている」の意味】
7日以内にM8級の後発地震が起きた過去の事例
19/1529事例≒約1.2%
※平時は約0.1%

平時と比べると約10倍高くなっていますが、1%しかないということを踏まえて冷静に行動しつつ、警戒感を上げていただければと思っています。

小川彩佳キャスター: 
注意が必要な「後発地震」とは一体何なのか、過去の事例を見てみましょう。

【「より大規模な後発地震」過去の事例】
2011年 東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)
先発地震 マグニチュード7.3
発生 3月9日
震源 三陸沖
最大震度 5弱(宮城県)

後発地震 マグニチュード9.0
発生 3月11日
震源 三陸沖
最大震度 7(宮城県)

1963年択捉島南東沖地震
先発地震 マグニチュード7.0
↓約18時間後
マグニチュード8.5

2011年にあった東日本大震災も、3月9日にあった地震の後発地震になります。

東京大学 地震研究所 青木陽介准教授:
一般的に地震は最初に1番大きいものが来て、その後は小さい余震が続いていくものが大半です。

ただ、東日本大震災では3月9日に今日(20日)の地震と変わらないぐらいの地震が起きて、この後余震が続くと思っていたところで2日後にマグニチュード9.0の地震が発生しました。

小川キャスター:
後発地震に備えるということで、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されています。

2025年12月にも「北海道・三陸沖後発地震注意情報」は発表されており、今回で2回目です。今回の地震は、特徴としてはどういったことが挙げられるでしょうか。

東京大学 地震研究所 青木准教授:
東日本大震災が発生したときの震源域のすぐ外側で、今日(20日)の地震が発生したところが特徴になります。

2025年の12月との違いは、震源の深さが浅かったことです。より津波の出やすい地震だったということです。

震源が東日本大震災が発生したマグニチュード9の地震の近くで、東日本大震災発生当初から次はここが危険かもしれないという意識はあった場所です。