およそ1年半前に福岡県沖で海上自衛隊の船が火災で沈没した事故の原因について、海自は「極めて稀な事象が同時並行的に発生した」とする調査結果を公表しました。
齋藤聡 海上幕僚長
「海上自衛隊の貴重な隊員を失ったことに深い悲しみを覚えるとともに、大切な艦艇を失い、国民のみなさまにご心配をおかけし大変申し訳なく思っております」
この事故は2024年11月、福岡県沖の海上を航行中の海上自衛隊の掃海艇「うくしま」で火災が発生し、沈没したもので、事故当時に火元にいた隊員1人の死亡が確認されたものです。
海自はきょう(24日)この事故の調査結果を公表し、事故の原因について「極めて稀な事象が同時並行的に発生した」としています。
具体的には、▼火元となった機械室を通る配管の連結部分から漏れだした燃料が、▼高温の排気管を覆う鉄製の防熱カバー内部に浸透し、▼およそ250℃まで上昇したことで発火したとみられるということです。
また、火災の影響で船内の電源がすべて停止したことで、▼消火用のポンプが使用できなかったうえ、▼船内マイクが使用できず消火の指示が充分にできなかったほか、▼消火器具の多くが火元の近くに集められていて取り出すことができないなど、消火作業そのものが難航していたとしています。
「うくしま」は任務の特性上、船体の大半が木製で作られていて、一度火災が鎮圧したとみられましたが火種が残っていたことから直後に再燃。
非常用の電源も積まれていませんでした。
今後、再発防止策として、▼連結部分のある配管を使用しないとしたうえで、▼非常用の電源を搭載するほか、消火活動に関する教育や訓練を徹底するとしています。
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