長崎市の庁舎が64年ぶりに建て替えられ、年末職員らは年末返上で引っ越しの作業に追われました。

12月28日には、旧庁舎で閉庁式が行われ、長年の歴史に幕を下ろしました。

田上長崎市長:「134年間、この桜町でずっと市役所はあり続けました。本当に長い間ありがとうございました」

(長崎市の旗を畳む)

一方、職員は総出で荷物の運び出し。年明けの新庁舎開庁に向けてしんみりしている暇はありません。

この年末、県内で最も慌ただしかった場所かもしれません。

職員:
「ちょっとお祭りみたいな感じで楽しくはあります」

「無事に過ごせてありがとうっていう気持ちは建物に伝えないといけないなと思いました」

「夜に仕事をするときは必ず地下の食堂に行って…。名工ランチが好きでした」

豊富なメニューと手ごろな価格で職員のお腹を満たしてきた“食堂”も新庁舎へ移ります。

ル・シェフ 坂本 洋一さん:
「二代で40年ここでお世話になっとっとですよ。寂しくもあるんですけど、建物が上等になってますから、それに負けんぐらいのものを目指して頑張らんばいかんなという思いで今から頑張ります」

年末返上で引っ越しの作業に追われた長崎市役所は4日、無事に開庁の日を迎えました。