また食べたい!止まらない依存のメカニズム
精神科医 長妻渉医師
「甘いものを食べると、脳の側坐核や被蓋野と呼ばれる部分が刺激されドーパミンが放出されます。ドーパミンが放出されることで幸福感に満たされ、脳はその快感を記憶します。その後、血糖値が下がりドーパミンの放出が収まると、この幸福のホルモンも減少します。すると脳は再び幸福感を求めるようになります」

つまり、ドーパミンが減って失われた幸福感を穴埋めしようと、脳が「もっと欲しい」と要求を出してくるのです。
この仕組みは依存症に近い経路であり、結果的に甘いものをやめられなくなる負のループに陥るというのです。
食べ過ぎがもたらすメンタルへの影響
イライラが血糖値の影響によるものかを見分けるサインとしては、食後2~3時間経ってからイライラしたり、甘いものを食べると落ち着くなどが挙げられます。食べものに関連して起こる場合には影響している可能性があるといいます。
つまり、血糖値の急激な変動は様々な症状を引き起こすというのです。

精神科医 長妻渉医師
「メンタル症状でいえば、眠気や集中力の低下といった症状や、なかには頭痛、動悸をきたす人もいます。精神症状としてはイライラ、不安、気分の浮き沈みが挙げられます。血糖値が高いときには前者、低い時には後者の症状が現れる傾向があります」

実は、ストレスも血糖値に影響を与えるといいます。
精神科医 長妻渉医師
「ストレスを受けると、体は糖分を上げるように働きます。これにより交感神経を刺激し、血糖値は一時的に上昇します。その後、血糖値は下がりますが、その際にイライラが起こることがあります。血糖値は上昇するだけで交感神経を刺激するので、寝る前だと眠れないといった症状につながる場合もあります」















