新年度がスタートして2週間、新しい生活や慣れない環境に「甘いものでリフレッシュしようかな」――。そんな習慣が、逆効果になっているかもしれません。甘いものを食べた直後はホッとするのに、しばらくするとイライラしたり気分が落ち込んだりすることはありませんか?実は、体内で起こるホルモンの「過剰反応」がそうさせていると専門家は指摘します。
脳と体を “戦闘モード” に変えるホルモン
甘いものを摂取すると、糖の吸収によって血糖値が上昇します。この血糖値の上昇を受けて、糖を栄養として細胞に取り込むホルモンであるインスリンが分泌されますが、このインスリンが急激に分泌されると血糖値が急激に下がってしまう「反応性低血糖」と呼ばれる状態になります。
すると体はこれを危険信号と認識します。この危機を脱しようと、血糖値を上げようと働くのですが、ここに落とし穴があると、心療内科・精神科分野に詳しい専門家は指摘します。

精神科医 長妻渉医師
「甘いものを大量に摂取すると、一時的に血糖値が上がって幸福を感じますが、その後インスリンの大量分泌によって血糖値が急激に下がります。この状態を体は危険信号と捉え、闘いの神経である交感神経を急激に刺激します。この交感神経の刺激が、イライラなどの症状を引き起こす原因となります」

つまり、低血糖時に感じるイライラの症状は交感神経が過剰に刺激されることで起こるというのです。
では、つい甘いものを口にしてしまい、やめられない。その原因はどこにあるのでしょうか。














