自衛隊基地の建設が進む鹿児島県・種子島沖の馬毛島で、工事中の作業員が指の骨を折るけがをしました。事故を受けて、国は工事を一部中止していましたが、きょう14日に再開しました。

鹿児島県と九州防衛局によりますと、今月8日午前10時半すぎ、西之表市・馬毛島の自衛隊基地建設現場で、作業員が工事用の鉄板を片付けていたところ、鉄板の間に右手の小指を挟み、骨折しました。

事故が起きたのは燃料貯蔵施設の建設現場で、工事車両や重機が通る際の安全確保のために、重さ1.6トンの鉄板を地面に敷いていました。クレーンで吊り上げた鉄板の揺れをおさえようと作業員が手を添えた際に、すでに積んでいた鉄板との間に指を挟んだということです。

今月8日の事故以降、九州防衛局は燃料貯蔵施設の建設工事を中止していましたが、きょう14日午後1時以降に再開したということです。作業員の性別や年齢などについて、九州防衛局は「個人の特定につながる」として公表していません。

馬毛島の基地建設現場では、今年1月にも40代の男性作業員が右手に切り傷を負う事故が起きています。鹿児島県は国に対し、事故の再発防止の徹底や作業員の安全確保などを改めて申し入れたということです。