愛媛県松山市の興居島で活動してきた「地域おこし協力隊」のメンバーが3年間の任期を終え、野志市長に退任の報告を行いました。
今後も松山に定住し、地域振興に携わります。

愛媛県の松山市役所を訪れたのは、先月までの3年間、興居島で地域おこし協力隊として活動した高橋伸一さんです。

東京から着任した高橋さんは、小学校の教諭や吹奏楽の指導をした経験をいかし、子ども向けのスクールや音楽イベントの開催を支援するなど地域振興に携わってきました。
特に印象深かったのは、県の無形民俗文化財、「船踊り」に参加したことだといいます。

(高橋 伸一さん)
「演者の皆さん一人一人のこれまでの練習風景を思い出したり、『ここで失敗したらどうしよう』と不安に思ってらっしゃるだろうなと予測しながら『行ってらっしゃい』という思いで太鼓を叩いていたあの風景はあの場所ならでは参加できて良かった」

高橋さんは今後も島に定住し、多様な学びの場、いわゆる「オルタナティブスクール」の指導者として活動します。

また、3年前、石川県から興居島に着任し、柑橘栽培や柑橘を活用したアロマの蒸留などに取り組んだ岡野博子さんも、松山に定住し事業を継続することが報告されました。

一方、新たな協力隊員として、大阪から千葉信也さんが着任しました。
千葉さんは、柑橘の栽培や販路拡大などを目標に活動します。

(千葉 信也さん)
「柑橘に興味がある(周りは農業の)大先輩ばかり少しでも手伝いをさせてもらって若い世代に『興居島で柑橘をやりたい』と思ってもらえるようなきっかけに(自分が)なりたい。」

地域おこしのバトンを受け継ぐ千葉さんに、前任の高橋さんはこうアドバイスを送りました。

(高橋 伸一さん)
「いろんな所に誘われると思う全部行って!要らないことは1つもない。気を使ってくださるし地区それぞれに持ち味がある。誘われたらぜひ船踊りも…」

千葉さんの任期は最長3年間で、興居島の地域振興を目指す新たな活動が始まります。