砧公園で緊急点検

東京都の砧公園では1か月で4回の倒木がありました。
・桜の木が倒れ、70代の女性が下敷きに(3月7日)
・ヒマラヤスギが倒れ駐車中の車2台が損傷(3月8日)
・桜の木が倒れる(4月2日)
・コナラの木が倒れる(4月7日)

砧公園は、園内の高さ3メートル以上の木約5000本について、樹木医による点検を行うことを決定しました。
8日に行なわれた緊急点検では、調査した25本のうち、状態の悪い木が7本見つかっています。(9日午後3時現在)
都は今後について他の都立公園や学校道路などでも点検を行い、AIによる分析も利用していきたいとしています。
なぜ1か月の間に倒木が相次いだのでしょうか。
日本樹木医会副会長の和田博幸氏によると、「強風がきっかけだが、根本的な原因は老木化や場所など要因は様々ある」といいます。
樹木医 和田博幸氏:
桜が大きくなると、根元や枝などに傷を負います。そこにキノコの胞子がついて、やがて幹の中・根の中を菌糸がはって、中が腐ってしまう状況が起こります。
そうなると強い風などが吹いてしまうと立っていられなくなって、倒れるということが起こるんですね。
恵俊彰:
ということは老木というよりも、腐ってしまっているということですか?
樹木医 和田博幸氏:
木が古くなるだけではなく、若い木でも傷がついてしまうとキノコが寄生して幹の中が腐ることはよくあります。
恵俊彰:
樹木医の方がトントンと木をたたいたり、金属の棒を刺したりしてますけどあれはどんな検査をしているんですか?
樹木医 和田博幸氏:
幹の中が腐ったり空洞化したりしている場合、木槌で叩くと中で響くような音がします。硬いものを叩いた時は高い音がするんですけれど、中が空洞になっているとくぐもったような音がするので、それで中の状態を確認します。
地面に刺しているのは金属の尖った棒なんですけれど、キノコが繁殖して中が空洞になると、金属の棒がすーっと中に入って行くんですね。それで点検しています。
恵俊彰:
問題があるとわかった木は、どう対応するんですか?
樹木医 和田博幸氏:
根元の腐っている程度にもよるんですけど、機械を使って根元の空洞がどれだけ広がっているかをさらに詳しく調べる必要があると思います。
これだけ大きな木なので、伐採するにしても費用はかかりますし、残すといっても、それなりの手当てをしなければいけません。














