“ゼロコロナ政策”の撤廃以降、混乱がみられる中国。今度は、未確認情報が発端であるモノの買い占めが。ただ、現地企業からは経済回復への期待の声も聞かれています。
薬局店員
「(Q.胃腸薬『蒙脱石散』はありますか?)ないです(Q.全然ないのですか?)ないよ。全部売り切れ」
薬局に集まる多くの人々。お目当ては胃腸薬です。
中国メディアはアメリカで感染が拡大している新型コロナのオミクロン株の派生型ウイルスが上海でも確認されたと報道。これを受けネット上では“ウイルスの主な症状は下痢で特定の胃腸薬が効く”との未確認情報が広がり、買い占め騒ぎが起きたのです。
中国メディアは情報は間違っているとの医師の話を伝え、冷静な対応を求めています。
一方、多くの企業がきょう仕事始めを迎えた上海。こちらの日系企業は先月まで寝袋を用意して突然のロックダウンなどに備えていましたが。
神鋼投資有限公司 西村善嗣 董事・総経理
「もし使う機会がなければ新年会の賞品にしても良いし」
年末年始には、スタッフ26人のうち23人が新型コロナに感染しましたが、社会の対応は大きく変化。戸惑いもありますが、経済活性化への期待もあります。
神鋼投資有限公司 西村善嗣 董事・総経理
「人の流れが増えるという意味でいくと色々な物の消費は伸びていくのではないかなと思っています。そういう意味では消費活動が少し活発になって中国経済も多少よくなるかなと」
今月には入国時の集中隔離も廃止の予定で、中国のコロナ政策はますます緩和されていきます。
一方、中国では血液の在庫も各地で不足、地方政府などが呼びかけを行っているため、ネット上には献血会場に行列ができたなどとする動画も投稿されています。
献血者
「初めて来ました。国も献血を呼びかけているからです。多くの大学生も無償で献血しています」
しかし、ネット上では日本円で1万8000円ほどの補助金を出して献血を募っているという情報もあります。
血液の在庫不足について中国メディアは、冬場はもともと外出する人が少なく献血量が減ることに加え、今年は、新型コロナの感染急拡大が重なったことで外出する人が激減したことが要因だとする北京の赤十字担当者の話を伝えています。
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