「企業からのもてなし」が当然という空気

Q.「令和の若者」は企業に大切にされている、という自分たちが置かれた環境を自覚しているのでしょうか。

●働き方評論家 千葉商科大学教授 常見陽平さん
今年の新人だけでなく、ここ数年で初任給が上がってきているので「こういうもんだよね」と「企業からのもてなし」が当然という空気になっています。一方で働く環境がとても良いとしても、逆にやりがいや成長が感じられなくて辞めていくという動きもあります。パワハラや長時間労働もなく給料も高いが、何か物足りなさを感じて退職していく若者、彼らにどう接するかが今、問われています。

Q.贅沢な悩みのように感じます。

●働き方評論家 千葉商科大学教授 常見陽平さん
贅沢なようですが、今までの日本企業が人材を非常に雑に扱ってきた反動ではないしょうか。どのような好条件でも若手が離職するかもしれないという、労使で適度な緊張感が生まれるのは決して悪いことじゃないと思います。