同じ言葉を繰り返すなど、言葉がスムーズに出ない発話障害の一つ、「吃音(きつおん)」。

当事者として、子どもたちとその親たちに、自身の経験や思いを伝え続けているプロバスケットボール選手がいます。

「言葉は頭の中にあるのに、その言葉が出てこない。漢字が読めない子だと思われることもありました」と話す加藤寿一選手。

伝えたいメッセージがあります。

「からかわれたり、話し方を真似されたりすることもあります。自分の育て方が悪かったのではないかと悩み、自分を責める親もいます。吃音を理由に将来の選択肢を狭めてほしくない」

自分の話し方が人と違うと気付いたのは、友達からの一言

献身的なディフェンスで活躍する加藤選手

背番号33。身長192センチ。福岡県を本拠地とするプロバスケットボールチーム「ライジングゼファーフクオカ」の加藤寿一選手(32)。

献身的なディフェンスで相手チームを封じるプレースタイルで活躍しています。

プロ生活10年目。加藤さんは、2025年から小学校の通級指導教室などを訪れ、自身の「吃音」について講演しています。

幼稚園時代の加藤選手

ライジングゼファーフクオカ 加藤寿一選手
「幼稚園の頃、友達から『その喋り方なに?』と言われたことがありました。でも、その頃は何も気にせずに過ごしていました。小学校に上がって、やっと自分の話し方がみんなと違うことに気付きました」