新年度がスタートしました。若者たちが世に飛び出し、新入社員として企業などで働き始めています。

「デジタル・AIネイティブ」と言われる「令和の新人」はどのような特徴を持つのか。離職を防ぎ、戦力になってもらうために上司は彼らにどのように接していけばよいのか、働き方評論家で千葉商科大学教授の常見陽平(つねみようへい)さんに聞きました。

入社した企業は、あくまで「ファーストキャリア、ファーストステップ」

Q.2026年度の企業の入社式は、各社、若者が喜ぶような演出で個性を競っていました。人材確保のため初任給を上げる企業も少なくありません。

●働き方評論家 千葉商科大学教授 常見陽平さん
企業が若者に迎合していると思う人が多くても、仕方がない状況であります。今、若者の数が減っている上、企業が採用を抑制していた時代もあり人手不足が加速しています。若者が一つの企業で長く勤める時代ではなくなっていると言われますが、実は3年以内の離職率はそんなに変わっていません。とはいえ、今の若者は「石の上には3年」どころか「石の上にも半年」として、入社した企業は、あくまで「ファーストキャリア、ファーストステップ」という感覚の人が増えています。ですから企業はいかに若者の心をつかんで離さないかということで苦心しています。給料を上げるなど、待遇、働き方を改善しています。