冬を越して初めての県大会となる春の九州高校野球県予選決勝は、大分上野丘と津久見の伝統校同士の対戦となりました。結果は大分上野丘が1949年の秋以来の優勝を果たしました。

球場周辺は満開の桜となる中、決勝の舞台に立ったのは快進撃を続けるノーシード・大分上野丘と第2シードの津久見でした。

試合は序盤から激しく動きます。1点を先制された津久見は、2回表。ノーアウト2塁と得点圏にランナーを置くと5番・田中(3年)がセンター前にはじき返し、すぐさま同点に追いつきます。

同点タイムリー 5番・田中

対する上野丘は3回裏。上位打線の連打でつかんだ3塁2塁のチャンスに打席には4番の伊藤(3年)。

(上野丘・伊藤大泰選手)「絶対自分が返すんだという気持ちで、つなぐ気持ちで打席に入りました」

打球はセンターの頭上を越える勝ち越しの2点タイムリーツーベース。上野丘が再び主導権を握ります。

勝ち越しタイムリー 4番・伊藤

さらにこのあと、6番の大塚(3年)にもタイムリーが飛び出すなど、上野丘はこの回怒涛の5連打で3点を奪い試合を優位に進めます。

5回にも2点を加えた上野丘は今大会、全試合で先発のマウンドに立ったエースの倉光(3年)が粘りの投球をみせます。毎回のようにランナーを背負いますが要所を締める投球で津久見打線に得点を許しません。

全試合先発 エース・倉光

終盤の8回に2点を返された上野丘ですが、最後はリリーフの秦(3年)が締めくくり、6対3で勝利。前身となる大分第一高校時代の1949年以来、153季ぶり4回目の優勝を果たしました。

上野丘・須藤雅仁主将

(上野丘・須藤雅仁主将(3年))「今大会は苦しい試合が多かったんですけど、なんとか勝ち切ることができてとてもうれしく思っています。スタンドの方々の声援やOBOGの方々が応援していただいたおかげで勝つことができたのでとても感謝しています」

津久見・黒木伶主将

(津久見・黒木伶主将(3年))「この大会で出た反省点がいろいろあるので、夏に絶対優勝できるように全員で取り組んで頑張っていきます」

歴史的な優勝を飾った大分上野丘は、今月18日から鹿児島県で始まる九州大会に県代表として出場します。