「似た大きさのものが海底に」

国の担当者(1997年当時):
「対馬丸と断定できないが、非常に似た大きさのものが海底に横たわっている」

その後、戦後52年の年に初めて水中に探査機が投入され、悪石島近海の海底に対馬丸が沈んでいることが明らかになりました。

遺族たちは、遺骨や遺品の収集にも希望を見出しました。

遺族の声(1997年当時):
「政府は 1日も早く対馬丸を引き揚げて遺骨収集をしていただきたいと切望いたします」

しかし国は、870メートルという水深から対馬丸を引き揚げることは技術的に困難と結論づけました。こうしたなかで、事件を風化させたくないという思いから設立されたのが対馬丸記念館です。

髙良さん:
「若い世代の子どもたちが来てですね、この会館を見ることによって、戦争をやってはいけないという決意をしてもらえば、亡くなられた方たちも少しは慰められるんじゃないかなと」