ついに実施された28年ぶりの水中調査は…

髙良さんの対馬丸へ馳せる思いが、28年ぶりの水中調査に結び付きました。最新のカメラなどを備えた無人探査機が海の中へ調査に向かうと、髙良さんら遺族は、調査船から送られてくる映像をリアルタイムで見守ります。

調査開始からおよそ2時間後、対馬丸の姿は今も海底にありました。

今回の調査では、沈没に至る痕跡も見つかりました。最新の3Dモデルで見ると、船体の左舷側に巨大な穴が2か所あいていることがわかります。

船に開いた穴から水が入り、夜の海で、わずか10分ほどで沈没したとみられています。

髙良さん:
「何かすくって持っていきたいですね」

髙良さんは遺骨や遺品の収集を求めていましたが、靴やカバンなどは見当たりません。

髙良さん:
「なんか骨らしいものはない?」

遺留品の収集には至りませんでしたが、海底に横たわる対馬丸のものとみられる木片の収集に成功しました。