山形県鶴岡市のかまぼこ店では、新年を迎えるのに欠かせない、縁起物のかまぼこ作りが行われています。

鶴岡市の滝川蒲鉾店です。
12月はかまぼこ作りの最盛期。
ひと月で年間製造量の2割ほども作るんだそうです。

紅白のかまぼこに加え、この時期盛んに作られるのが、ほんのり甘いカステラかまぼこの「吉野巻(よしのまき)」です。鶴岡市の正月料理には欠かせないもので、スケトウダラのすり身を使って繁栄を願う松の形があしらわれています。

原油高でかまぼこの原料・スケトウダラは高騰を続けていますが、滝川蒲鉾店では、「吉野巻」から新年に福を感じてほしいと話します。

滝川蒲鉾店3代目・滝川義朗さん
「吉野巻・伊達巻は福を巻く、幸福を巻いて幸せになってほしい。食卓に並べてみんなで新年をお祝いしてほしい」
滝川蒲鉾店のかまぼこは、店頭や鶴岡市内のスーパー、山形市内の生協などで販売されています。