事態長期化?日本の“備え”は
上村彩子キャスター:
地上戦か交渉か瀬戸際のようにも見えますが、収束の出口が見えません。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
まさに今、地上戦か交渉かの分岐点ですが、どちらになっても長期化は避けられないと思います。例えば、地上戦になってアメリカの精鋭部隊がカーグ島を一時占拠したとしても、精鋭部隊は1万人程度しかいません。イランは、予備役を入れると100万人の兵隊がいますから、占拠しても奪還されてしまう。
地上戦になりそうになったら、イランはホルムズ海峡に機雷を敷設しますが、アメリカは機雷を掃海する技術はあまりないので、手こずってしまうことから非常に長期化の様相が深まっています。
交渉になった場合、双方が捉えている条件に隔たりがあるから、なかなか歩み寄りが難しいのに、イスラエルがそう簡単に交渉に応じるとは思えません。そういう意味でも長期化が避けられない。
市場は、攻撃の長期化が避けられないということも読んで、この株安や原油高になっているのだと思います。
藤森祥平キャスター:
当然長期化を想定しなければいけませんよね。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
最近はっきりとわかってきているのは、東南アジアの国々は石油の備蓄がないので非常に苦しくなっているということです。
物資は世界中を回っていて、例えばタイやフィリピンで作った部品が日本にも来るわけです。東南アジアの国々が省エネ対策で部品がなくなったら、日本の自動車メーカーはどうしようもなくなります。日本としては、「自分だけよければいい」と思わず、例えば原油備蓄の一部を融通するなど、全体の中で考えていくということが必要になると思います。
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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
政治記者歴30年 福島県出身

















