イラン情勢の長期化で世界経済がさらに混乱するとの不安から、30日の東京株式市場の平均株価は一時2800円以上、値下がりしました。燃料の安定供給も見込めない中、田植えを目前に控えた農家に不安が広がっています。

出水平野では来月中旬から始まる田植えに向けて、土を耕す作業が進んでいます。

コメなどを生産する道上裕治さんです。道上さんの会社では、トラクターやトラックなどで年間2万リットルほどの軽油やガソリンを使っています。今シーズン、燃料の仕入れにかかるコストは、年間で100万円上がる見込みです。
(のだ農産・道上裕治会長)「今、燃料費が高騰していて、農産物を作付けする段階で、このまま燃料が供給され続けることが前提でやっている。燃料がもし途絶えたら、日本の食料の危機感がある」

道上さんの会社ではブロッコリーなどの野菜も生産しています。燃料だけではなく、従業員の人件費や電気代、肥料や農薬の価格も上昇し、この5年ほどで生産コストは1.3倍に増えたといいます。

(記者)「こちらでは水田の苗が並べられ、田植えの準備が進められています」
これから始まる田植えのシーズン。全国のコメの平均価格が6週連続で値下がりし、下落が続く中、道上さんは、増えたコストが今後、販売価格にも反映されるか懸念しています。
(のだ農産・道上裕治会長)「経費がかかった分が、(上乗せした)消費者がその価格で買ってもらえるのか、間に入るスーパーや仲卸業者がどういう対応するのかが一番心配」
燃料の安定供給の行先に注目が集まっています。














