ごみ回収有料化で変わった八王子市

有料化をしてごみの減量に成功した自治体が、東京都八王子市です。
八王子市は人口57万人。2004年10月から有料化を始めました。

▼ごみ袋の有料化
▼戸別収集
▼資源物回収の拡充
の3つの施策を行ないました。

ごみを捨てるには可燃・不燃専用ごみ袋の購入が必要で、40リットル袋1枚あたり75円です。負担は4人家族で年間約6000円になります。

当時の市民の反応について市の担当者はー
「『金銭的負担が大きい』『税の二重取りだ』など、日中は市民からの電話が鳴りやまないほど。市としては1年近くかけて1700回以上の説明会を行い理解を求めた」
と話しています。

では、ごみはどのくらい減ったのでしょうか?
2003年度のごみ袋有料化直前のごみの量は20万7335トンでしたが、ごみ袋有料化開始から減り続け、2024年度では14万1179トンと、20年で約3割減らすことに成功しました。
「人口50万人以上の都市 ごみの排出量が少ない自治体ランキング(2023年度)」でも、八王子市が3年連続で全国1位になっています。

また、可燃ごみ・不燃ごみが減った背景には、ごみの分別の細分化が一役買っています。

≪有料≫
可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみ
≪無料≫
段ボール、新聞・チラシ、紙パック、雑誌・雑紙、古着・古布、空き缶、空きびん、プラスチック、ペットボトル、有害ごみ

分別して資源ごみとして出せば無料になるので、有料になるごみを出さないようにする意識付けにつながっています。

前大津市長 越直美氏:
全国的にも、「有料化すると2割減る」というのはだいたい結果としてあります。
ただ、有料化しないと結果が出せないかというとそこは必ずしもそうではないところがあります。例えば大津市は私が8年市長をやり、その間で10%減らしたんですけど、それは啓発をして分別を促しました。

アートプロデューサー 栗栖良依:
私は有料化に賛成というか、まあ仕方ないかなって思うし、やっぱり意識も変わるし。
ただ一方で、インバウンドとか民泊が増えている中で、ごみのマナーが悪い方が多いから、住民できちんと有料で出している人とそうでない人で、問題がまた新たに出てくるんじゃないかなという気はしますね。

≪ごみを減らすワザ≫
▼生ごみは乾かしてから捨てる
▼教科書・ノートは古紙回収にまわす
▼(回収システムがなければ)紙パックや肉・魚のトレーは切り刻む
▼空き容器の中にもごみを詰める

前大津市長 越直美氏:
水切りをすることによって焼却炉の効率が上がるので、そこの効果は非常に大きいです。