介護の夜を変えた「命の技術」
人工呼吸器の患者に不可欠な「たん自動吸引器」は大分で誕生し、現在は全国の患者に利用されています。
開発の中心となったのは、去年8月に亡くなった大分協和病院の元院長・山本真医師と宇佐市のエンジニア・徳永修一さんでした。
故・山本真医師(当時のインタビュー):
「ALSに関しては治療法がないわけですから、入院するということに積極的な意味がない。それよりは家に帰って自分の生活を取り戻したい」
介護者を最も悩ませたのは、数時間おきに睡眠を中断して行う「夜間のたん吸引」でした。この機器の実用化により負担は軽減。患者が「家で生きる」ための大きな後押しとなりました。
現在は夜中に起きることはほぼなくなり、環境は格段に改善されています。それでも患者と家族をつなぐ県支部は、阿部さんにとって心強い存在です。

阿部真理さん:
「ことあるごとに声をかけてくださるので今があると思います。困ってどうしようもなくなったときに、声をあげられる場所だと感じています」














