中東情勢の影響で住宅資材が高騰 工務店「長引くと相当やばい」
横浜市にある工務店。

あすなろ建築工房 関尾英隆代表
「これが壁に使う石膏ボード。上の方が薄いのが天井で使う石膏ボードになります」
「部屋の内側から湿気を壁の中に入れないようにするための防湿シート」
住宅の建設に欠かせないこれらの資材は、すべて石油由来の製品。中東情勢の悪化を受け、いくつかの製品が値上げされます。そのひとつは塗料をうすめるための「シンナー」製品。塗料大手メーカーがすでに75%の大幅な値上げを行っています。
他にも…

あすなろ建築工房 関尾英隆代表
「壁であったり屋根であったり床の断熱であったり、いろんなところで使われている」

断熱材の製造会社は4月から、販売価格を40%引き上げると発表。工務店の代表によりますと、一般的な住宅では、一軒あたり約200枚の断熱材を使用します。現在の価格は1枚あたり5000円程度で、値上がりすると、総額40万円ほど負担が増える計算になります。
こうした資材の高騰に伴い、今後住宅価格が上がる恐れがあるといいます。
あすなろ建築工房 関尾英隆代表
「コロナ以降、住宅価格は3割4割上がったと言われている。(コロナ前は)4000万円だったものが5000万円になってしまった。今度また同じことがこの短期間で起こるとなると、5000万円のものが6000万円になる」
さらに、短期間での値上がりは工務店側にとっても“死活問題”です。

家を建てる際、工務店側は顧客の注文を受けて作成した見積もりをもとに契約を行います。ただ、資材を発注する前に行政への申請が必要で、許可が下りるまで3か月程度かかるといいます。この間に、資材の仕入れ価格が大きく値上がりする可能性があるというのです。

これまでも契約のときより仕入れ値が高くなることはありましたが、数万円ほどだったため、値上げ分は工務店側が負担してきました。しかし、今回の大幅な値上げは受け止めきれないと嘆きます。

あすなろ建築工房 関尾英隆代表
「インフレというのはこういうことなのか。スーパーインフレかもしれない。これ多分住宅会社が全て負担すると本当に会社成り立たないと思う」
中東情勢の長期化で、さらなる資材の値上がりを心配しています。
あすなろ建築工房 関尾英隆代表
「早くホルムズ海峡封鎖を解いてもらわないと入ってこないと、これ長引くと相当やばい」














