【キャスター】ここからは取材した記者とお伝えします。今回、本田被告の弁護側はなぜ、「枕崎警察署の署員による盗撮事件」の証拠の開示を求めたのでしょうか。
【記者】弁護側は盗撮事件が「本田被告の動機の形成に、重大な意味を持つ」と考えているからです。

この盗撮事件は、本田被告が生活安全部長だった2023年に起きたものでした。本田被告は捜査に着手しようとしたものの、当時の県警本部長が「最後のチャンスをやろう」「泳がせよう」と話し事件を隠蔽しようとしたため、「不祥事をまとめた文書を記者に送った」と主張しています。
【キャスター】しかし、本田被告の起訴内容には、この「盗撮事件」は含まれていませんでしたよね。
【記者】そうですね。このため弁護側は、この盗撮事件に関わる証拠の開示を求めたわけです。
弁護側はこの証拠によって、本田被告の行為が単なる「情報漏えい」なのか、それとも県警の不祥事を明らかにするための「公益通報」のどちらにあたるのか、判断するための材料になると考えています。
【キャスター】公判の日程は決まっていませんが、今後、どのような手続きになるのでしょうか?
【記者】鹿児島地検は期限のあす27日までに地裁の開示決定に対し、不服を申し立てるか判断します。
また、弁護側も今回の証拠開示の決定が一部の証拠とどまるため、不服を申し立てるか検討しています。
今後、不服を申し立てれば、高裁の判断を待つことになるため、公判がいつになるのか先が見通せない状況となります。














