札幌市中央区の洋食店です。

看板メニューは、タマゴを4つ、ぜいたくに使い、じっくり煮込んだ牛肉もたっぷり添えた「ビーフシチューオムライス」です。

貴田岡結衣 記者
「卵がとろとろでおいしい!」

多くの客に親しまれているオムライス。

しかし、オーナーの表情は浮かないままです。

Fuwattoまるやまキッチン 西川優一 オーナーシェフ
「(価格は)上がってますね、かなり。1年前より全然。飼料とひな鳥が輸入なので為替が関係してきて円安の影響。それと配送、ガソリンの値上げも関係していて過去一番値段が上がっている」
「物価の優等生」といわれるタマゴの値段が上がり続けています。
その要因の一つが、ガソリン価格の高騰です。

25日発表された北海道のガソリン1リットルあたりの平均価格は176.9円。
政府の補助金などで前の週より13円ほど下がりましたが恩恵はまだ受けられていない状況です。

加えて、卵の平均小売価格は309円と過去最高値を更新。
店は水道・電気など固定費を節約しながらやりくりしています。

Fuwattoまるやまキッチン 西川優一 オーナーシェフ
「オムライス・パンケーキとか、ほぼ”タマゴ命”の店。営業できなくなる…」
そこに価格高騰の新たな不安要素が。

北海道千歳市の養鶏場で発生した鳥インフルエンザです。

約46万羽の殺処分が25日始まりました。
これは北海道で飼育されている卵を採るためのニワトリの8%に上ります。
25日、札幌市のスーパーをのぞいてみると。

貴田岡結衣 記者
「お昼過ぎですが、在庫は半分以下となっています」
2025年発生した鳥インフルエンザの影響でもともと供給量の少ない状態が続いています。

札幌市民(70代)
「朝弁当を作るので卵焼きやゆで卵何でも使えるし、ちょっと高いと困る」

札幌市民(20代)
「(1パック)300円くらいするイメージ。卵だけではなくガスなども高い。全体的にしんどい」
店がここまで経営努力で値上げを見送ってきました。
そこに追い打ちをかけるように起きた鳥インフルエンザ。

さらなる価格高騰と品不足に危機感を募らせます。

キテネ食品館 中塚誠 社長
「商品自体の供給がどれくらいになるか見通しは立っていないが、供給量がほとんどなくエッグショックに近い状況になりかねない。いつくらいに回復するかというと年末くらいになるだろうし、非常に大変になるかな」
毎日の食卓にかかせないタマゴ。
影響の長期化が懸念されます。














