新型コロナウイルスです。27日、宮崎県内では新たに3248人の感染が発表されました。
こうした中、県は「医療非常事態宣言」を発令しました。
県は、27日、新型コロナ対策本部会議を開き、医療提供体制がひっ迫しつつあるとして、県独自の警報で最高レベルの「医療非常事態宣言」を発令しました。
宣言の発令期間は27日から来月26日までで、県は、県民に対して混雑した場所や感染リスクの高い場所への外出や移動を控えるよう求めています。

また、県は、宮崎・東諸県圏域でコロナ病床を4床増加。病床確保計画のフェーズを緊急フェーズに引き上げ、県内の医療機関にさらなる病床の確保を要請しています。

(宮崎県 河野知事)
「この傾向が続きますと医療の通常医療の機能が維持できないというような危機感を持っているところであります。まずは全体として感染を抑制をする一人一人が広げないというところへのご協力をお願いしたいと思っています。」

県内の感染状況です。
県内の新規感染者数は3248人で、宮崎市保健所管内が1155人、都城保健所管内が549人などとなっています。

新規感染者数が3000人を超えたのは、8月24日以来125日ぶりです。
また、80代から90代の患者、あわせて4人が亡くなりました。


26日の時点で、県内のコロナ病床に入院している患者は185人で、使用率は48.9%となっています。